習慣づくり開始時には、習慣の設定数を多くしない!

エネルギーを使わない習慣設定を!!
習慣ってたくさんできるようになった方がいいんじゃないの?
小さな習慣と言われたけど、本当にそれで効果はあるの?
そんな想いをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
i-CompanyCLUBでは、習慣づくり開始の1ヶ月間は、習慣設定数を3つまでにすることを推奨しています。なぜなら、習慣の定着までに、最初のハードルがあるからです。それは、重力のハードルです。人間には「そのままでいたい」「あまり変えたくない」という変化を好まない性質があります。これを心理学の言葉で「現状維持バイアス」と言います。習慣が無意識にできるようになるためには、現状維持の重力を突破する必要があるのです。3日坊主は、現状維持バイアスという重力に引っ張られて起きる現象なのです。この重力ハードルを乗り越えるには大体7日くらいが必要と言われていますし、習慣挫折者の50%はこの1週間で挫折しています。
人間の脳は様々な事を考えるほど、エネルギーが分散され、コツを掴んでいなければ、習慣定着にはかなりのエネルギーを使ってしまいます。同時にたくさんの習慣づくりに取り組むと多くのエネルギーが必要になり、「2,3日は続くけどだんだん苦しくなってきて、結果として全部の習慣づくりに失敗してしまった」というのは、重力ハードルでつまずく人の典型例です。とにかく一つ、多くても二つに絞りましょう。
1つの習慣を1ヶ月間しっかり続けることができれば次第に余裕がでてきて新しい習慣を定着させるエネルギーを手に入れられます。習慣創りは長期戦になります。
このことから、習慣定着までには複数の習慣を設定するのではなく、一つや二つに絞って、毎日完全に実行できるようになること(コンプリート)を目指しましょう。まずは1週間実施をしてみて、カレンダーに記される習慣実施マークがコンプリートされるようにがんばってみましょう!