No.069 最強の記憶術?

最強の記憶術?

 私は自分をアップデートするために、資格勉強を続けています。去年は宅建の資格で、現在はPC系の資格です。ワードやエクセルなどのマイクロソフト系の資格を取り終えて、今度はイラストレーターやフォトショップなどの資格に挑戦しようとしています。行政書士や社労士の資格などにも気長に挑戦していく予定です。最近つとに思うのが、年を経ると共に覚えた情報を忘れやすくなるという事です。昔は全集中脳の呼吸で、短時間でグッとインプットして一夜漬けを乗り越えたものですが、最近は覚えた情報が耳から零れ落ちていく感じで失われます。自分にあった記憶方法を編み出せねばと思っているところでした。

 記憶術は昔からいろんな形でありますよね。最も有名な記憶術が語呂合わせ記憶法でしょう。いい国(1192年)つくろう鎌倉幕府ほど美しくかつ有名な語呂合わせは無いのではないのでしょうか?もはや「〇〇とかけまして!」のなぞかけで一本が取れるレベルです。ところで、最近の研究で鎌倉幕府が成立した年が変わったらしいですね。1192年は源頼朝が征夷大将軍になった年ですが、1185年は実質的に源頼朝が政権を握った年らしく、最近の教科書ではこちらが定説になったようです。いい箱つくろう鎌倉幕府では美しさに欠けます。円周率や化学の元素記号など様々なシーンで語呂合わせは登場しています。この難点は、作るのに熱中して本来の目的を見失う時があることでしょうか。

 次に有名なのが、頭文字記憶法ですね。人事領域で使われている目標設定方法のSMARTなどがそうです。Specific(特定)、Measurable(測定)、Achievable(到達)、Reasonable(合理)、Time-bound(期限)の頭文字です。良くできてます。歴史物でいっても、天台宗を立ち上げた人は最澄、真言宗を立ち上げた人は空海。これがごっちゃになるのを防ぐために、天才(最)真空と覚えるなどもこの類でしょう。これの難点は、覚える量が多くなった時に、もはやつながった頭文字そのものを覚えるのに苦労する事でしょう。

 最近私が知った記憶法が凄かったです。それはマッピング記憶法というもの。例えば自分の通勤路に覚える情報を繋げていく方法です。このやり方を本で学んだあと、たまたま向かったスーパー銭湯の壁一面に東海道五十三次の宿場町一覧があったので挑戦してみました。あの突き当りに小田原の蒲鉾。曲がったところにある高橋さんの家に箱根の駅伝選手をイメージするなどの方法です。小田原や箱根は良いのですが、江尻とか庄野とかになるとイメージが湧きづらいのでもはや強引です。あの交差点で尻丸出しの江川さんとか、ファミマでフジテレビの庄野アナ発見!などです。でもそうやって紐づけていったら15分で覚えられました!しかも場所をたどるので逆回りも可能です!このアプローチをもっとマスターしてみたくなりました。今後、このマッピング記憶法を使った面白い使い方を編み出せたらまたこの場で皆様に共有していきたいと思います。


習慣サポーター けいぞうくん
(掲載日:2021年4月16日)
(次回配信日:2021年4月23日)

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